原理
クランク軸のの回転に連動しシャッターがシリンダー頂部に開いた小孔を開閉します。　小孔に炎を近づけると、ピストンが下死点に向かう時に炎がシリンダー内に吸い込まれます。　吸い込まれた瞬間にシャッターが閉じ、酸欠となり炎は消え、シリンダー内の圧力が急激に下がり（ほぼ真空状態）、大気圧によりピストンが強く引き込まれます。　
この一連の行程を連続的に行いクランク軸を回転させる仕組みとなっています。　
普段、われわれが感じない大気圧を巧みに利用した外燃機関です。

歴史
諸説ありますが、1700年の半ばには特許申請された記録があり、スターリングエンジン以前の発明となります。　残念ながらその後、実用化には至らず、現在では模型として再現され一部の研究者、愛好家に知られるのみとなりました。

模型としての魅力
炎を小孔から吸い込む様子から、Ｆｉｒｅ　Ｅａｔｅｒ、　Ｆｌａｍｅ　Ｌｉｃｋｅｒ、　Ｆｌａｍｅ　Ｇｕｌｐｅｒ　などとも呼ばれています。　独特の動作音を立て、文字通り炎を食べて動く様子はどことなくユーモラスで、炎の当て方（食べさせ方）で性格が変わる所は生物的で、類い稀なエンジン模型といえます。　今回ご紹介するＳｍｏｋｉｎｇ　Ｃｏｌｔは上部に煙突に見立てた冷却水槽を備え、水冷で効率を上げると共に立ち上がる蒸気で雰囲気も盛り上げてくれます。　また、クランク軸にはプーリーを装備していますので、動力源としてもご利用いただけます。

バキュームエンジン模型　諸元
モデル名　；　Ｓｍｏｋｉｎｇ　Ｃｏｌｔ
原産国　；　ベーム社（ドイツ製）
ベースサイズ　；　200ｘ130ミリ（ビーチ無垢）　
高さ　；　160ミリ　　重さ　；　2100ｇ、　
ボールベアリング　4個使用　　
回転速度　0〜800ｒｐｍ、　
冷却方法　；　空冷+水冷

※写真はプロトタイプで改良のためディテールが異なる場合がありますので予めご了承ください


価格　￥84,000（消費税込み）

輸入発売元　（有）　ケーズホ-ムプランニング
ＴＥＬ　0120-540-566
www.e-khp.com

ベーム社のエンジン模型はこうして皆様のお手元に届きます

厳選した素材を最新鋭のＣＮＣマシーン等で削り出しパーツを作ります。	削り出されたパーツーは全て加工精度をチェックします。	切削面の良否、キズの有無なども実体顕微鏡を用いチェックします。	厳しい検査をパスし組立を待つパーツです。	エンジン模型は１つ１つ丁寧に手作業で組み立てられます。

スターリングエンジンとは似て非なる・・・真空エンジン

出荷時に全品動作確認を行っておりますので金属部分に焼け、使用痕が認められる場合があります。　予めご了承ください。

バキュームエンジン　（Ｖａｃｃｕｕｕｍ　Ｅｎｇｉｎｅ）

アルコールランプの傾きで回転速度を微調整できます。　調整ツマミはウオームギヤを使用していますので振動でずれてしまう事もありません。

〜こちらの商品は送料･代引き手数料無料サービスです〜

2009年現行モデル　
ポリッシングマシーン導入に伴いフレーム、フライホイール等がミラーポリッシュ鏡面仕上げになりました。
細部に渡りとことん作り込まれています。