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K's ドイツレポート 2008

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「コレ何ダカ分カルカイ
“ピストンロッドでしょ”
「正解 ! 良ク分カッタナ、凄イダロ !

ロウ付けのベテランの職人さん。 黙々と真剣にこなしてらっしゃいました。

ロウ付けが終わったパーツを丁寧に磨いて仕上げる。 根気の要る作業です。

「コレハコウヤッテ作ルンダョ」
手にしているのは鋳型から取り出した蒸気機関車のエクステリアパーツが鈴生り状になっている塊。 机の上の円筒形の物は様々なパーツのロストワックスの鋳型
 

案内していただいた間も各セクションでアドバイスを求められたり、時には厳しい表情で指示を出していたレグナー氏

仕上がったパーツをノギスで測り、プログラムを変更し、また測り・・を何度か繰り返し、クオリティーの高い製品が生まれます。

組みあがった蒸気エンジンはすべてエアーで動作確認をし完成品となります。 写真はV型2気筒オシレーティング船舶用、購入後調整無しですぐに使用できる。 

箱詰めされ出荷を待つ、ライブスチーム機関車のキット。 
レグナー社のキットはエンジンも組み立て調整済みで、各パーツの精度も高く一般的なハンドツールで気持ちよく組み立てられます。
 

工場の前の大きなガラス張りの温室の中に試走用のレイアウトがあります

ロックガーデン風のおしゃれなレイアウト、線路上にはwilli、三角のホーロー看板 Achtung Gartenbahn はドイツの庭園鉄道愛好家の必須アイテム

レイアウトと工場の間にショールームがあります。
蒸気機関車、トラクションエンジン、ステイショナリーエンジン、ボートなどなどレグナー社の製品が所狭しとディスプレーされています。 これだけそろうと圧巻です。

「トップシークレット、 ココノ写真ハ撮ッチャダメ
“ニュルンベルクのToyFairの資料に載せてた例のやつですね ボカシておくから許して・・・”

どうしても知りたい方は写真にマウスポインターをあててください。 ウッドフレームやウッドパネルを使った初期型の激渋になる予定との事、発売が待ち遠しい。

レグナー社のトレードマーク
一見、王冠をかぶりパイプをくわえたレグナー氏だが・・・ 良く見ると頭には鈴の付いた乳幼児用の帽子、 口には吹き戻し(吹くとピーといって伸びるオモチャ)完全に子ども状態、洋の東西を問わず機関車にまたがるとオヤジは子どもになるって事か ・・・妙に納得
ユーモアとセンスあふれるイラストで同社のコンセプトを見事に表している。

〜創立30周年を迎えるレグナー社を訪ねて〜

箱詰め前の商品チェックも社長のレグナー氏の重要な仕事。 Williなどのに付属するフィギュアーはホワイトメタルのキャスティングで手作業で塗装を施す。 ずらりと並んだフィギュアー達のユーモラスな造型に思わず笑みがこぼれる。

社長のレグナー氏を含め総勢20名のスタッフのいきいきとした仕事ぷりから彼らの商品に対する自信とプライドが伝わってきました。

ドイツを始め欧米諸国のライブスチーム愛好家から絶大な信頼と注目を集めているニュルンベルク郊外のレグナー社を訪問しました。

 近年、他の有名なドイツブランドのメーカーも外国資本となり、生産の場がアジアやヨーロッパの旧共産国などに移り、生産性や利益を最優先するような傾向となってきました。 残念ながらそれらからは作り手のプライド、創意工夫、あたたかさなどクラフトマンシップのようなものを感じる取ることが少なくなってきた気がします。 REGNER社にはドイツのオモチャの全盛期(参照ください)といわれる1900年〜1930年頃のドイツののオモチャ工場をの様子を彷彿とさせる雰囲気に溢れ、その伝統、DNAが確実に引き継がれていたのが実感できました。