LPガス エンジン模型
環境問題先進国ドイツより日本初上陸
Germany
〜ブタン・プロパンガスが燃料のクリーンなエンジン模型〜
上;水平単気筒エンジン
左;V型2気筒エンジン
エンジンの進化の軌跡
蒸気エンジンが実用化されイギリスで産業革命が起こり、それが近代文明の礎の一つとなったわけであるが、この安定した動力源(蒸気エンジン)を得られたことにより、各産業の生産性、技術改革はは飛躍的に進歩、向上していった。
やがて、より効率の良い、経済的で取扱の容易なエンジンを求めて、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなどの内燃機関へとその主役の座はシフトして、現代に至っている。 特に戦後のわが国の高度成長はこれらの内燃機関に支えらてきたと言っても過言ではないだろう。
しかし、21世紀を目前とした頃から、これらの内燃機関が引き起こす環境問題、エネルギー問題にも目を向けられ始め存在自体を問題視する動きがでてきた。
おそらく、近い将来には燃料電池、スターリングエンジン(バイオマス利用の外燃機関)、それらに代わる画期的動力源などが実用化され、急速に普及するであろう。現代の私たちが蒸気エンジンに対するそれと同じように、それらの内燃機関に対してもノスタルジーな想いを持つ日もそう遠くはないと思う。
いま注目したい内燃機関・・・LPガスエンジン
燃焼しても水(H2O)と二酸化炭素(CO2)しか発生しない。
燃料となるのはLPガス(ブタン、プロパンなどの液化石油ガス)例えば、プロパンC3H8の燃焼を見てみると
C3H8 + 5O2 → 3CO2 + 4H2O
と理屈的には水(H2O)と二酸化炭素(CO2)しか発生しない。
実際は不純物、添加剤、潤滑材などの影響もあるが、SOx、NOx、CO2の公害、環境破壊の原因となる燃焼物質の発生が、石油、石炭の燃焼に比べて極めて少ないのが、特長と言える。 現在、国内ではタクシーなど一部の車両に使用されているが、欧州やお隣韓国に比べると普及率はまだまだ少ない。 日本中の高速道路上にガススタンドが一箇所しかないなど、やはりインフラの問題も大きい。 燃料電池車も同様、エンジンの技術革新と共にそのインフラの整備も普及には欠かせない要因であろう。
LPガスエンジン模型の特長
- 燃料はブタン、プロパン、ブタン/プロパンの混合が使用できます。 ライターガス、カセットコンロ用ガス、キャンプ用品のカートリッジガスなど身近で入手可能です。 また、プロパンの混合比が高くなるほどパワーアップします。
- 2サイクルエンジンで、点火はピエゾ圧電方式で行います。 タンクにガスを充填し、ガスバルブを開いてはずみ車を回せば容易に始動します。 回転速度はガスバルブで調整します。 バルブの開閉具合で200RPMの極低速から回ります。
- アルミニウム、ステンレス、真鍮、などの厳選した素材を適材適所に使用していますので、美しいエンジン模型としてディスプレー、鑑賞に堪えるのはもちろん、耐久性も優れています。
- モデルの特性に合わせて排気管の形状にも工夫を凝らしています。 特にV型2気筒はV型エンジン独特のエグゾーストサウンドと各部のメカニカルな動きがたっぷりと堪能できます。
水平単気筒 LPガスエンジン模型(2サイクル)
サイズ WxDxH/180x120x120o
重さ 2.2kg
はずみ車径 90o
燃料 ブタン、プロパン、ブタン/プロパン混合が使用可。
一度の充填で約15分間の連続運転。
回転速度 200〜1500RPM
ガスバルブの開閉で調節可
価格 ¥93,000.(消費税別)
V型2気筒 LPガスエンジン模型(2サイクル)
サイズ WxDxH/180x150x240o
重さ 2.5kg
はずみ車径 123o
燃料 ブタン、プロパン、ブタン/プロパン混合が使用可。
一度の充填約約10分間の連続運転。
回転速度 200〜1500RPM
ガスバルブの開閉で調節可
価格 ¥178,,000.(消費税別)
取扱い上の注意
- 子供向けの玩具ではありません。
- 室内で動かす際は換気にご注意ください。
- ガス焚きに慣れたライブスチーマーの方は同様のご経験があると思いますが、ガスをフル充填しバルブを急激に開けると、液化したままのガスがシリンダー内に飛び出し始動に支障をきたす場合があります。 フル充填した際はタンクから少しガスを抜き、バルブをゆっくりと開けながらはずみ車を回し始動してください。
- 出荷時にすべて動作確認、調節をしてお届けしますので、すぐに動かせる状態になっていますが、最初は回転数を上げず(3〜4回程度)慣らし運転を行ってください。
※改良、改善のためディテール、スペックが異なる場合がありますので予めご了承ください
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