マンソンエンジン模型
Made in Germany
〜スターリングエンジンを越えた? 幻のホットエアーエンジン〜
一見、ディスプレーサーとパワーピストンを同一線上に配したβ型のスターリングエンジンの様に見えますが、スターリングエンジンとは全く違った行程で動くエンジンです。
スターリングエンジンが、実用化された約150年後の1953年にA.D.Mansonによって発表された、実にユニークでシンプルなメカニズムで動くエンジンです。
温度による気体の体積変化を原動力とする点でスターリングエンジンと共通点はあるものの、下記の点が大きく異なります。
Manson サイクル ホットエアーエンジンの特徴は
- シリンダー内の気体は密閉されておらず、給排気で常に入れ代わる。
- 特別な機構なしで正逆の両回転が可能。
- ピストンは1つで済む。
- そのためにシンプルな構造で済み、小型軽量化、高出力化しやすい。
一方、スターリングエンジンは
- シリンダー内の気体は常に密閉されている。
- パワーピストンとディスプレーサーとの位相差で回転方向がきめられてしまう。 (位相差の制御で回転方向や出力の調整ができるが、構造が複雑になってしまう。)
- パワーピストンとディスプレーサーのそれぞれの役割を担う2つのピストンが必要になる。
- そのためにどうしても複雑、大型化してしまう。
産業廃熱、太陽熱、地熱などの熱源(温度差)があれば動くスターリングエンジン。 地球に優しいエンジンとしてこの“古くて新しい”エンジンが今、再注目され始めていますが、それとはまた違った特徴をもつこのマンソンエンジンの今後の研究開発にも注目したいところです。
でも、模型では心地よい給排気音も実用ではネックになってしまうかも知れません。
付属のシリンジを用い燃料用アルコールを5ccタンクに注入しタンクから前方に伸びたカラス管の先端に点火します。
30秒ほどシリンダー部を熱し、チョコンとはずみ車を動かすだけで心地よい給排気音と共に軽快に回り始めます。
はずみ車をどちらに動かしてもしてもその方向へ回転し始めるのがこのエンジンの特徴です。
回転が安定したら周りの安全を確認しドライブべルトをかけ走らせてみてください。 面白い動きをします。
車などの模型の動力源としてこのエンジンを利用すると障害物にぶつかると自動的にバックで戻り、障害物間で前進、後退を繰り返します。
燃料は燃料用アルコールをご使用ください。
マンソンエンジンの面白さを堪能していただける様、エンジン本体、スペーサー、バーナー、ベースプレート、タイヤをセットにしました。
もちろんエンジン単体で動かす事も可能です。
マンソンエンジン模型/フルセット
価格(消費税別) ¥58,000
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